ディジタルカメラが市場にあらわれる以前に発売されていた,電気信号で画像を記録するカメラである。動画を記録するビデオカメラと同じようなアナログの電気信号として記録したことから,「スチルビデオ」ともよばれたタイプのカメラである。このカメラは,はじめての一般向けの製品として発売された「スチルビデオ」カメラSONY MVC-C1の後継機として発売され,マクロ撮影モードや音声記録機能が付加されている。
バッテリーパックが劣化している。
バッテリーパックは,内蔵されたバッテリーが劣化しており,まったく使えない状態であった。
しかし,幸いなことにカメラ本体もバッテリーパックも,接点の腐食はほとんど見られない。
そこで,バッテリーパックのなかみだけを入れかえることにする。
これで解決できるならば,カメラ本体に改造等の変更をくわえる必要がなくなるので,とても好都合である。
専用バッテリーパックは,6V 400mAhのNi-MH電池である。バッテリーパックの殻には隙間が多くあり,殻割は簡単におこなえた。内部には,ガム型電池が5本はいっている。1つが1.2Vで,直列されて6Vの出力が得られているのだろう。
バッテリーパックはかなり小さいものなので,単4型電池を5本入れることは無理である。このスペースで6Vの電圧を得るために,CR2型リチウム電池2本を使うことにした。
この電池は取りはずしが可能なので,充電するときはここからはずし,専用の充電器を使用すればよい。
なお,いつも書いていることだが,バッテリーの分解や改造は,危険を伴う可能性のある行為だ。同様の行為をおこなうときには,あくまでも自己責任でおこなっていただきたい。