マミヤRB67 ProS

見た目ほどは難しくない?

by ジャンク大帝

カメラについて

 マミヤRB67は,6×7判の中判一眼レフカメラである。レボルビングバック機構(フィルムホルダを回転させられる)をもっており,ボディはやや大型になっている。ファインダースクリーンもミラーも大きいが,シャッターの動作は見た目よりずっと軽快で,レリーズのショックも小さく感じられる。

トラブル

 シャッターレリーズボタンを押したところ,ミラーの動作が途中で停止した。

分解

 シャッターレリーズ動作中に,ミラーが少しあがりかけた状態で,動かなくなった。メカニズム部になにかがひっかかったものと推定できる。
 ミラーボックス内を覗けば,チャージレバーの反対側にミラーを駆動するメカニズムがあることがわかる。チャージレバーの反対側の側面を開くことにする。

 側面を見ても,ネジの姿はない。まず,ストラップ取り付けの金具をはずす。

 こういう場合は,まず革をはがしてみる。革を貼ることで,ネジが見えないようにしているのである。

 ネジが3つ見えるが,側板を押さえているネジは1つだけのようである。

 これだけでは,側板ははずれない。ピント調整用のノブもはずしてみよう。ここも,革をはがせば,ネジがあらわれる。

 ノブをはずしたが,まだ側板ははずれない。

 こういうときは,アクセサリシューの下を調べてみよう。

 アクセサリシューをはずすと,3つのネジがあらわれた。さらに,側板を押さえているネジが2つ見つかったので,これもはずしてしまう。

 側板がはずれたが,まだ板がかぶせてあり,メカニズムは見えない。ネジがたくさん見えるが,この板を直接に押さえているように見えるネジや,アクセサリシューをはずした跡にあるネジもはずしてしまう。

 これで,板を抜くことができるようになった。

 メカニズムがあらわれたので,ブロアーなどで清掃し,ちょっと押してやると,ミラーが動くようになった。あとは,元どおり組みたてれば完了だ。

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