マミヤRB67は,レボルビングバック機構(フィルムホルダを回転させられる)をもった6×7判一眼レフカメラである。そのためやや大型のボディになっているが,スタジオ撮影や風景撮影などでカメラを固定したまま縦位置と横位置を切り替えられるのは,たいへん便利である。
Mamiya-sekor 250mm F4.5は,RB67発売と同時期に用意された交換レンズの1つである。 年ころ,Mamiya-sekor C 250mm F4.5にモデルチェンジされ,カタログから消えたようである。
2010年10月に,日進堂カメラのジャンクコーナーから2000円で救出。
レンズにカビが生じている。
見たところ,カビは軽微なもので,清掃すればほぼ見えなくなるものと思われる。カビのある面は,前群レンズのいちばん後側と,後群レンズのいちばん後の内側にあると見える。このレンズは,見るからに前群レンズが簡単にはずれそうだ。
そこで,前群をにぎって,くいっと力をこめれば,あらあら簡単に前後2つに分離するのであった。
あとはカビのある面を清掃し,もとどおりにはめこめばOKである。大判カメラ,中判カメラのレンズシャッター内蔵レンズは,基本的にシャッターをはさんで前群,後群に分離できるものなのである。