京セラTD

使える部品がどこかにあるだろう

by ジャンク大帝

カメラについて

 1986年に発売されたカメラである。
 ヤシカが京セラに吸収され,このあと発売されるほとんどのカメラが「京セラ」ブランドに変わってしまった。
 このカメラは,前モデル「ヤシカT AF-D」と同様に,レンズに Carl Zeiss Tessar T* 35mm F3.5 を採用していることが最大の特徴である。

入手

 1998年10月にジャンクワゴンから800円(消費税別)で救出。

なぜジャンクに?

 AF,AEなどの動作に問題はなかったが,3ヶ所の難点を確認した。
●オートデート用リチウム電池室の蓋が失われている。
●裏蓋ロックレバーのバネが効かなくなっている。
●電池ボックスの蓋が完全に止まらなくなっている。

再生への工夫

 オートデート用リチウム電池室の蓋は,以前再生に失敗したカメラから流用した。
 再生に失敗したカメラも,部品取り用として捨てずに確保しておくといい。

 

 

 裏蓋ロックレバーのバネを止めているピンが折れていたので,バネの形を少し変えて接着剤で固定した。

 

 

 

 電池ボックスの蓋に関しては,使用上支障がないと判断し,今回は修復していない。
 シルバー塗装がはげている部分がめだつので,油性ペンでめだたないように着色した。

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