オリンパスペンEED

シンプルなカメラはシンプルによみがえる

by ジャンク大帝

カメラについて

 1967年に発売された,オリンパスペンシリーズの1機種。レンズには,大口径F.Zuiko 32mm F1.7を採用し,目測式だがピント調整もできた高級バージョンである。

入手

 1999年01月にジャンクワゴンのなかから¥1,000(消費税別)でKEN氏が救出したものを譲り受ける。

問題点

 露出不足警告マークが出た状態で,シャッターがかたまっていた。

分解

 軍艦部を見ると,向かって左の側面にネジが1本見えるだけである。しかし,この種のコンパクトカメラでは,右図のように,巻き戻しクランクの下にネジが隠れていることが多い。分解の際には,要チェックの場所だ。合計3本のネジをはずすと,軍艦部は簡単に開く。

 このケースでは,露出不足警告マークを強引に動かしてやれば解決すると考えた。ファインダーの前面パネルは,このように簡単にずらせる。おかげで,あとで,ファインダーを清掃することができた。

再生

 予想通り,露出不足警告マークを動かしながら,シャッターを切り直すと,難なく動作するようになった。分解をはじめてから,ここまでわずか3分。シンプルなカメラはシンプルに直るのだ。

(公開日:1999年01月27日)

←前へ リスト 次へ→