ミノルタSR7

地道な努力が実を結ぶ。

投稿者:udo様

カメラについて

 1962年発売の外光露出計内蔵,ミラーアップ機構を搭載した上級モデルで,1/1000秒までのシャッターを搭載。露出計には,1.3V水銀電池(H-D,MR9)1個を使用する。

入手

 MC ROKKOR-PF 55/1.7とセットで,¥3,600で購入(消費税別)。

問題点

 ボディについては,巻き上げが不能で,シャッターも切れない状態。また,露出計も動作しない。レンズについては,絞り羽根が油でギトギトになっていた。

レストア・ボディ編

 上下カバー,ペンタユニット,ミラーボックス,シャッターユニットを外し,シャッターユニット下のシャッター膜の軸がさび付いているところにCRCを少量なじませ動くようにした。

 シャッター幕のテンションも弱っていたので,勘で調整した。
 露出計については,テスターでサーキットをチェックしていき,3個所のハンダ劣化個所を見つけ修繕した。

レストア・レンズ編

 絞り羽根の油汚れが相当のものだったので,全解体して全部品をクリーニングした。絞りの開口径は他の同じレンズと目視で合わせ(注:こればかりはあまり正確ではないね・・・・),ピントはボディに付けた状態で無限遠で合わせる(マグニファイヤーがあればより正確にできる)。
 以上の手順で,なんとか完動品状態になった。

(投稿者:udo,公開日:1999年10月06日)

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